映画『レリック(Relic)』は実話を基にしていた!?【監督の恐ろしく悲しい実体験とは?】

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ナタリー・エリカ・ジェームスが監督を務め、名俳優ジェイク・ジレンホールがプロデューサーとして参加したホラー映画「レリック(Relic)」

本作はケイと娘のサムを主人公に、行方不明になった祖母エドナを探すところから始まる。

祖母のエドナはすぐに自ら姿を現すが、ケイやサムは家の中で起きている異変に気付き、祖母の胸には謎の黒い染みが現れる。

本作は公開後から反響を呼び、世界最大級の映画評論サイト「ロッテン・トマト」で、新鮮で謎めいた作品として高評価を得た。

映画の物語自体はフィクションとして見られているが、実は本作、ナタリー・エリカ・ジェームス監督とその祖母の実体験を基に制作されていた。

映画『レリック(Relic)』は実話を基にしていた!?

映画『レリック(Relic)』は実話を基にしていた!?

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映画「レリック(Relic)」の奇妙な物語とエンディングを見ると、本作がノンフィクション(実話)と考えるのは困難だ。

しかし、日系オーストラリア人のナタリー・エリカ・ジェームス監督は、海外の映画サイト「インディワイア」であることを語った。

彼女によると、映画「レリック(Relic)」は日本に住む祖母と、祖母が住む家が本作のアイデアになったという。

本作のアイデア①:日本に住む認知症の祖母

本作のアイデア①:日本に住む認知症の祖母

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ナタリー・エリカ・ジェームス監督は2013年に、祖母が住む日本へ訪れた。

家族からは「祖母は軽い認知症を患っている」と聞かされていたが、実際に監督が祖母と対面すると、彼女の認知症は重度の症状になっていた。

祖母は監督が自身の孫だと認識せず、じっと家の中で静かに座っていたという。

この認知症の祖母や物静かな性格は、映画「レリック(Relic)」に登場した祖母エドナのモデルになっている。

本作のアイデア②:祖母が住む不気味な家

本作のアイデア②:祖母が住む不気味な家

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監督は認知症の祖母と対面したとき、あることが気になったという。

監督にとって祖母の家は慣れ親しんだ場所だが、この時だけはなぜか不気味に感じた。

これは日本のホラー映画で見るような不気味さではなく、家自体に何かがあるように感じたという。

この祖母の家は、「レリック(Relic)」に登場した家のモデルになっている。

本作のアイデア③:祖母の家にあるなにか

本作のアイデア③:祖母の家にあるなにか

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監督は認知症の祖母が住む不気味な家に滞在し、数日ほど祖母と一緒の時間を過ごした。

家に到着したときから「不気味さ」は感じていたが、日が経つごとに家自体が幽霊ではない、何かが取り憑いているかのような感覚に悩まされた。

監督によるとその感覚は、恐怖を感じるほどではなかったという。

この「何かが取り憑いているかのような感覚」は、映画「レリック(Relic)」で現れる黒い染み(カビ)だ。

映画「レリック(Relic)」の物語は監督の悲しい実体験

映画「レリック(Relic)」の物語は監督の悲しい実体験

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先ほど紹介したように、映画「レリック(Relic)」は認知症を患った監督の祖母と、彼女が住む不気味な家、監督が感じた「何か」を基に脚本が書かれた。

監督はインタビューで、慣れ親しみ愛していた祖母が、自分(監督)を他人として見る目は、かなり衝撃的で悲しく感じたと語った。

また、「レリック(Relic)」に登場する黒い染み(カビ)は、映画でエドナの心までもが認知症に侵されたことを意味するという。

2013年にナタリー・エリカ・ジェームス監督が、日本に住む祖母の家で体験したこの悲しい実話は、2020年を代表するホラー映画「レリック(Relic)」の物語となった。

本作は不気味で恐ろしいが、映画の終盤では悲しさも感じる不思議な作品となっている。

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