映画『スプリット』未公開のラストは残酷な結末だった!?【監督:ダークすぎた】

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2016年に公開された映画「スプリット」は、16年の時を得て制作された前作「アンブレイカブル」の続編ということもあり、公開後から大きな反響を集めた。

本作のラストは「新たな続編」へと続く形で幕を閉じたが、監督・脚本を務めたM・ナイト・シャマランは最近、本来とは異なるラストシーンが存在することを明かした。

そのカットされた「スプリット」のラストは、後味が悪く残酷な結末だったという。

映画「スプリット」のラスト(公開版)

映画「スプリット」のラスト(公開版)

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多重人格のケビン・ウェンデル・クラムは、24番目の人格である「ビースト」を解き放った。

ケビンに誘拐された女子高生のケイシーはビーストから逃げ、檻の中へと逃げ込む。

ケイシーは見つけたショットガンでビーストを撃つが、彼に銃弾は効かずケイシーの元へと迫った。

ビーストはケイシーの檻を壊そうとするが、彼はケイシーの体に虐待による無数の傷跡を見つけ、彼女に危害を加えず姿を消した。

その後、あるアパートの一室でケビンの多重人格は切り替わりが激しくなっており、「この世界をビーストが変える」と複数の人格が絶賛しあっていた。

とある食堂では前作「アンブレイカブル」の主人公であるデヴィッド・ダンが姿を現し、映画は幕を閉じる。

M・ナイト・シャマラン監督が語る未公開のラストとは?

M・ナイト・シャマラン監督が語る未公開のラストとは?

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先ほど紹介したのが映画「スプリット」本来のラストだが、監督のM・ナイト・シャマランは未公開のラストがあることを明かし、次のように語った。

映画のラストでケビンはあるアパートの一室へ行ったけど、私が最初に撮影したラストは内容が違っていた。

最初に撮影したラストは私が望んでいたダークな雰囲気だったが、何度も見直すうちにこれは「ダークすぎる」と思ったため、映画のラストを鏡のシーンに変えたんだ。

最初に撮影したラストはちょっとやりすぎだったね。

M・ナイト・シャマラン監督が語ったように、本来のラストはかなりダークな内容であり、監督はインタビューでその詳細も明かした。

「スプリット」未公開となった残酷なラスト

「スプリット」未公開となった残酷なラスト

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ビーストはケイシーの傷跡を見た後、彼女を傷つけずその場から姿を消した。

その後、シーンは神経質で潔癖症の人格である、デニスがシャツとメガネに身を包んだ場面へと切り替わる。

デニスは本作で3人の少女を誘拐した恐ろしい人格であり、彼は建物の屋上であぐらをかいて座っていた。

カメラは彼の後ろ姿からゆっくりと進み、建物の下にある黄色のスクールバスを映す。

子供たちの声が聞こえ、デニスは「見ろ。あの純粋な魂たちを」と言うが、女性人格のパトリシアが「そんなこと言っても無駄よ」と言う。

人格は徐々に「ビースト」へと変わり、子供たちが乗るスクールバスを襲おうとした瞬間に、映画は幕を閉じる。

続編「ミスター・ガラス」はカットされたラストを想定して脚本が書かれた!

続編「ミスター・ガラス」はカットされたラストを想定して脚本が書かれた!

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M・ナイト・シャマラン監督はインタビューで、2019年に公開された続編「ミスター・ガラス」は、カットされた「スプリット」のラストに沿って脚本を書いたという。

映画「ミスター・ガラス」ではケビンの人格がチアリーダーたちを誘拐したが、この少女たちは「スプリット」の最後にカットされた、黄色のスクールバスに乗っていた少女たちだ。

本来ではあればチアリーダーではなく、普通の服装をした子供たちだったらしいが、前作のラストをカットしたことによって、普通の少女からチアリーダーに変更した。

設定を変えたのはこの部分だけで、その他に変更された箇所は一切ない。

前作「スプリット」は全世界の興行収入が約298億3,395万円を突破する大ヒットとなったが、監督は「ダークすぎる」という理由で本作のラストを変更・再撮影した。

しかし、監督がラストを変更せず、そのままダークなエンディングを視聴者に見せたとしても、本作の大ヒットは間違いなかっただろう。

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