『スーサイド・スクワッド』オリジナル版から削除されたダークな設定とは?

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2016年に公開した映画「スーサイド・スクワッド」は、ハーレイ・クインの登場などで経済的に大成功を収めた。

しかし、映画自体の評価は非常に悪く、世界最大級の映画評論サイト「ロッテン・トマト」では、評論家から27点と低評価を付けられた。

本作の予告編はダークな作品だったのに対し、本編はアクション・コメディ調であることから、本作の低評価にいたった。

監督を務めたデヴィッド・エアーは本作について、このような発言をしている。

映画「ジョーカー」がダークすぎるという理由で、映画全体の雰囲気が変わったらどうなるか想像してみてくれ。

「スーサイド・スクワッド」はそれと全く同じことが起こったんだ。

再撮影・再編集によって作品が大きく(悪い方に)変わったよ。

エアー監督いわく映画「スーサイド・スクワッド」の再撮影・再編集まえは、かなりダークな内容だったことが伺える。

今回は映画「スーサイド・スクワッド」で、再撮影・再編集によって削除されたシーン(設定)を紹介!

エンチャントレスとジョーカーの関係

エンチャントレスとジョーカーの関係

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エアー監督によると「スーサイド・スクワッド」の終盤は、内容が大きく変更されていることが明らかとなった。

映画でジョーカーはヘリコプターでハーレイ・クインを救出するシーンがあるが、オリジナル版でハーレイは救出を拒み、ジョーカーが乗ったヘリコプターは墜落する。

ジョーカーは墜落から生き残り、エンチャントレスと契約を交わし、彼は「ゴッサムの王」になることを要求した。

予告編でジョーカーの顔半分が焼けた跡があったのに、映画版のジョーカーに焼け跡がない理由は、このシーンと物語自体が変更されたことが原因だ。

マザーボックス

マザーボックス

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原作の DCコミックスには「マザーボックス」と呼ばれる、テレポーテーションや致命的な傷の治癒などに役立つ装置が登場する。

オリジナル版ではエンチャントレスが「マザーボックス」を手にし、映画「ジャスティス・リーグ」へとつながる内容になっていた。

他にも「ジャスティス・リーグ」に登場したステッペンウルフが現れるなど、ダークな内容で描かれていたが、映画ではそういった内容が全て削除されている。

カタナの洗脳

カタナの洗脳

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映画の終盤に描かれた最終決戦で、エンチャントレスは部隊の全員を洗脳しようとした。

映画版では削除されたが、オリジナル版でエンチャントレスはカタナの洗脳に成功。

カタナは部隊の全員と激しい戦闘を繰り広げた。

予告編でカタナの目が真っ黒(映画では削除)になった理由は、カタナが洗脳されたことを表している。

エル・ディアブロの死

エル・ディアブロの死

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最終決戦でエル・ディアブロは、エンチャントレスの弟との戦闘で亡くなってしまった。

オリジナル版では最終決戦で、エル・ディアブロは生き残っている。

制作会社はディアブロを死亡させることによって、古典的なヒーロー映画を実現した。

もともと監督は「スーサイド・スクワッド 2」でディアブロを登場させるつもりで彼を生かしていたのだが、それは制作会社によって台無しにされた。

ハーレイ・クインとジョーカーの恋愛関係

ハーレイ・クインとジョーカーの恋愛関係

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「スーサイド・スクワッド」にてハーレイ・クインとジョーカーの恋愛関係は、かなりロマンチックに描かれていた。

しかし、オリジナル版ではジョーカーがハーレイに暴力を振るうなど、コミック通りの恐ろしい恋愛関係だった。

制作会社はそれだとダークすぎると判断し、コミックとは違うジョーカーとハーレイの恋愛関係を描いている。

デッドショットとハーレイ・クインの恋愛

デッドショットとハーレイ・クインの恋愛

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エアー監督へのインタビューでもう1つ明らかになったのは、デッドショットとハーレイ・クインが恋愛関係に発展することだ。

先ほど紹介したように、ハーレイはジョーカーの救助を拒み、彼が乗ったヘリコプターは墜落してしまう。

その後にハーレイは何らかの理由でジョーカーとの破局を決意し、部隊の仲間であるデッドショットといいムードになり、映画の終盤で恋愛関係に発展する。

しかし、「ハーレイがジョーカーの救助を拒むシーン」自体が削除されたため、デッドショットとハーレイ・クインが恋愛関係に発展するシーンも削除された。

ハーレイ・クインはロビン殺害の共犯者ではなかった

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エアー監督によるとオリジナル版で、ハーレイ・クインはロビン(バットマンの相棒)殺害の共犯者ではなかったと明かした。

制作会社は何らかの理由で設定を変更し、映画の序盤でハーレイ・クインはロビン殺害の共犯者として紹介。

また、本作でジョーカーの銀歯は、ロビン殺害後にバットマンの復讐によって歯が折られたことを表しており、その場にハーレイがいなかったことをも意味している。

しかし、制作会社はジョーカーの銀歯を気に入り、そのまま映画でジョーカーを演じたジャレッド・レトに銀歯を付けさせた。

スリップノットの生存

スリップノットの生存

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本作でスリップノットの印象は薄く描かれており、序盤のほうで逃げようとしたため、首の爆弾が爆発して死亡した。

しかし、オリジナル版でスリップノットは死なず、映画の最後までメインキャラクターとして登場している。

そのため、本作は全ての撮影が終了したのにも関わらず、スリップノットなしの物語を描くために、全シーンの再撮影が行われた。

登場人物の設定

登場人物の設定

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本作で制作会社がもっとも嫌った点は、一部の登場人物の設定だ。

エアー監督によると、もともとキャプテン・ブーメランは差別主義者であり、カタナに何度も差別発言をしていた。

キラー・クロックについても、かなりダークな設定で描かれていたという。

スリップノットに関しては連続強姦犯として描かれており、作中で何度も性差別を行い、女性に暴行するシーンまでも撮影されていた。

再撮影・再編集まえの「スーサイド・スクワッド」はDVD版で見られる?

再撮影・再編集まえの「スーサイド・スクワッド」はDVD版で見られる?

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残念ながら、デヴィッド・エアー監督が最初に撮影・編集を行った、映画「スーサイド・スクワッド」はDVD版に収録されていない。

しかし、エアー監督が再撮影・再編集まえの内容を明かしてから、SNS上ではオリジナル版の「スーサイド・スクワッド」が見たいという声が多く投稿された。

本作の制作会社は再撮影・再編集まえのオリジナル版については、「ノーコメント」としている。

ただ、このままSNSで「オリジナル版を見たい!」という声が多く投稿され続ければ、将来的にDVDなどでオリジナル版「スーサイド・スクワッド」が収録される可能性もあるだろう。

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