【10周年】名作『ラスト・エクソシズム』の全てを振り返る【キャストの現在も紹介】

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ダニエル・スタム監督の映画「ラスト・エクソシズム」は、公開後から現在までカルト的な人気を誇っているホラーの名作だ。

本作は今年(2020年)で10周年を迎え、まだ密かに数々の海外ホラー雑誌で紹介されている。

今回は映画「ラスト・エクソシズム」の10周年を記念して、本作の全てを徹底解説!

公開当時に批判を受けた理由

公開当時に批判を受けた理由

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本作は主人公のコットン・マーカス牧師が、「悪魔に憑かれた人」は脳の問題と証明するため、詐欺的なエクソシズム(悪魔祓い)を行う。

この映画は主にアメリカでは話題となったが、ヨーロッパでは批判を受けることとなった。

それが「宗教上の問題」だ。

やはり本作は「宗教で信じられていることを否定」する所から始まるため、ヨーロッパの宗教家(しゅうきょうか)から批判を受けた。

映画「ラスト・エクソシズム」とヨーロッパの関係

映画「ラスト・エクソシズム」とヨーロッパの関係

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セルビアなどではまだ「悪魔祓い」自体を行っている教会が多くあり、「エクソシスト」という職業もあるくらいだ。

そのため本作がヨーロッパで公開されると、一部の宗教家が公開中止を訴える運動を起こした。

結果的に本作は終盤で「悪魔の存在」を認めたため、映画全体で悪魔の存在を否定していたわけではない。

しかし、監督のダニエル・スタムは当時、ヨーロッパで起こった公開中止の声に、かなり悩んだという。

低予算が史上最高のホラーになる

低予算が史上最高のホラーになる

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「ラスト・エクソシズム」は宗教上の理由で批判を受けたのは有名な話だが、約1億9,365万円という低予算で作られたことも知られている。

本作は2007年のスペイン映画「REC/レック」や、同年に公開した映画「パラノーマル・アクティビティ」の撮影法を参考にしたと、監督は語った。

もともとは「5億円の収入が出せたらいい方」と言われていたが、なんと本作は予想を上回る約72億8,191万円の興行収入を叩き出した。

本作の成功は「ゴア」にもある

本作の成功は「ゴア」にもある

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批評家たちは本作の大成功について、映画に散りばめられた「ゴア(グロさ)」も要因の1つだという。

それもそのはず、映画「ラスト・エクソシズム」には数々のゴア映画の監督で知られている、鬼才イーライ・ロスも製作として参加しているからだ。

しかし、本作にはイーライ・ロス作品ならではの「グロさ」は最小限にしており、彼が言うには「内側のグロさ」を描いたという。

イーライ・ロスが語る「内側のグロさ」とは?

イーライ・ロスが語る「内側のグロさ」とは?

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イーライ・ロスは本作のインタビューで、「映画の中にスプラッター要素はなく、内側のダークなグロさを取り入れた」と語った。

この「内側のグロさ」とは現代でもある人間の隠れた内面。

それを物語る一番のシーンは、映画の序盤に登場した老夫婦が、実はサタニスト(悪魔崇拝者)だったことだろう。

今まで妹のネルを心配していた兄のケイレブも、映画のラストで悪魔を崇拝していたと知ったとき、多くの視聴者は絶望したはずだ。

失敗に終わった続編「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」

失敗に終わった続編「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」

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第一作の成功を受け、制作会社ストライク・エンターテインメントは、本作の続編である「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」の制作を決定した。

本作ではエド・ガス=ドネリーが監督を務め、前作とは違う形で撮影が進められた。

また、前作を大ヒットに導いた鬼才イーライ・ロスも再び参加したが、続編は結果的に多くの批判を受けた。

前作の監督ダニエル・スタム「わかってた」

前作の監督ダニエル・スタム「わかってた」

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続編「ラスト・エクソシズム2」は経済的に成功はしたが、批評家たちの意見は厳しいものばかりで、ファンの低評価も多い。

前作で監督を務めたダニエル・スタムですら、本作の失敗を「わかってた」と語る。

もともと監督ダニエル・スタムは続編の制作に反対しており、「この映画は1作で完結する物語だ」と公開前から語っていた。

前作とは異なる撮影方法やありきたりの物語に、世界最大級の映画評論サイト「ロッテン・トマト」では、評論家から15%(100%中)という低評価をされている。

第一作「ラスト・エクソシズム」のキャストは今?

第一作「ラスト・エクソシズム」のキャストは今?

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続編の評価は最悪だが、第一作「ラスト・エクソシズム」は今でもファンを獲得し続けている名作だ。

本作では主人公のコットン・マーカス牧師を、俳優のパトリック・ファビアンが演じた。

そして、悪魔に憑かれた少女ネルは、当時は若手だった女優のアシュリー・ベルが演じている。

そんな彼らは今どうしているのか?

俳優パトリック・ファビアンの今

本作でコットン・マーカス牧師を演じた、俳優のパトリック・ファビアン(現在:55歳)は公開当時、詐欺師エクソシストという役柄から多くの批判を受けた。

彼は主に「ドラマ俳優」として知られており、2015年からは人気ドラマ「ベター・コール・ソウル」に出演している。

パトリックは過去に脚本家でコメディアンの、マンディー・ファビアンと結婚しており、現在は2人の娘も誕生。

最近ではよくInstagramで、家族むつまじい写真を多く投稿している。

女優アシュリー・ベルの今

本作で悪魔に憑かれた少女ネルを演じた、女優のアシュリー・ベル(現在:34歳)にとって映画「ラスト・エクソシズム」は、彼女の女優人生で最も素晴らしい作品と言っても過言ではない。

彼女は本作の出演がきっかけで、初めてMTVムービー・アワードなどで2部門にノミネートされ、演技力が大きく評価された。

2017年からは監督としてもデビューし、自身でドキュメンタリー映画などを制作。

彼女はかなりの動物好きとして知られており、Instagramに動物との写真を多く投稿している。

映画「ラスト・エクソシズム」を見る時は十字架を忘れずに!

映画「ラスト・エクソシズム」を見る時は十字架を忘れずに!

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映画「ラスト・エクソシズム」は公開から10年が経った今でも、カルト的な人気を誇っている。

本作の序盤は少し退屈かと思うかもしれないが、映画の中盤からは目が離せないはずだ。

映画「ラスト・エクソシズム」を見る時は悪魔に憑かれないように、十字架を壁にかける方が良いかもしれない。

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